マコトの徒然日記

日々思うことを綴ります。よく頭おかしいと言われます。

緊急事態宣言下のとある出会いとこれから ~『仮面ライダーオーズ』を参考に~

今さら私が語ることではないですが、いま世間では緊急事態宣言下で、大変なことになっています。

いつまで続くかもわからない危機のなか、多くの人が外出自粛や休業等により経済的にも厳しい状況に置かれているかと思います。

 

 

私は今日から在宅勤務が始まりました。

勤務終了後、普段は自炊することが多いのですが、食材を切らしておりスーパーまで買いに行くのも少し面倒だったので、近場のコンビニとかでお弁当でも買ってすませようと思いました。

家を出ると、近所の雰囲気のいい和食屋さんが店頭に「ワンコイン弁当始めました」という張り紙を出しているのが目につきました。世間では飲食店の客入りがめっきり減ってしまっている状況でこのお店も例外ではなく、感染リスクの低いテイクアウト販売で少しでも稼ぎを得ようとがんばっておられるだと思います。

 

普段は私のような近所の若者をターゲットにしているような感じの雰囲気ではなかったので入ったことはなかったのですが、そんなお店のお弁当が500円は結構いいんじゃないかとあまり深いことは考えず、ふと立ち寄りました。

店内はあまり広くはないですが、飲食営業自体を休業されているようで、そんな店内でも広く感じるぐらいがらんとした店内の片隅にお弁当が置いてありました。18時ぐらいの夕飯どきでしたが、お弁当を買いに来ているお客さんはいませんでした。店内に入るとすぐにおばあちゃん(店主さんかな?)が出てきて、明るく出迎えてくれました。

お弁当を選び、ごはんをつめてもらっているときにも、明るくお話してくれました。

 

「いつまで続くんだろうね~はやく収まってくれるといいね~」

最近では毎日のように聞く言葉ですし、ちょっとした立ち話といった感じで、明るい雰囲気ではありましたが、今までに聞いたなかで、一番言葉の重みを感じました。

今までなら、観光客などでにぎわっているのであろうお店が、お弁当販売に切り替え、おそらくそれでも1日に売れるお弁当は少ないのだろう、そんな裏側がなんとなく垣間見えました。

 

お弁当をもらってお金を払うと、

「また世間が落ち着いたら食べに来てね。ありがとうね。」

と本当にうれしそうにしておられて、来てよかったと心から思いました。

いま世間はこんな状況で、当然ながらこのお店だけが困っているわけではないですが、この状況下でも明るく元気に前向きに生きておられる姿に勝手に感動して、応援したくなりました。

 

 

人との接触機会もめっきり少なくなりましたが、そんなときだからこそ新たに生まれるつながりもあって、それがすごく大切なんだと思います。

正直、ウイルスの脅威はまだまだ収束することはないと思いますが、いまの閉鎖状態はそう長くは続けられないと思っています。これまでは「ウイルスを広げないようにどうするか=どうウイルスを遮断するか」ということに日本中ががんばってきましたが、これからは「ウイルスがあるなかでどう生活を戻していくか=ウイルスとどう共存していくか」という方向にがんばっていかねばならないのではないでしょうか。

 

そんななかでは、今回のように、新たな人とのつながり(単純な接触という意味ではなく)を大切にして、月並みな言い方ですが、今まで以上に幅広いみんなで助け合っていくことが大切なんだと思いました。

 

たかが500円、されど500円。ぼくとこのお店がつないだ手は、それぞれがそれぞれにまた他の人と手をつないでいって、どんどん輪を広げていく。

 

なんか、仮面ライダーオーズみたいになっちゃいましたが、これからの時代、そんなことがすごく大切なんだと思います。(もしよかったらオーズ観てください。今こそ日本国民が観るべき作品、学ぶべき理論です。)

  


仮面ライダーオーズ最終回 後藤ちゃんの名言

 

最後に、お店の紹介も貼っておきます。言い忘れてましたが、お弁当もすごくおいしかったです。これから頻繁にお世話になると思います。

 

京料理 ほうざん
〒605-0011 京都府京都市東山区七軒町4-1 MADOI三条ビル1F
3,000円(平均)2,000円(ランチ平均)
r.gnavi.co.jp