マコトの徒然日記

日々思うことを綴ります。よく頭おかしいと言われます。

【キン肉マン】超人の生活をアスリート的に考察

キン肉マンが大好きです。

厳密にいえば、小学生のとき、キン肉マンⅡ世に出会い、どハマりしました。その後、ずっと読みたいと思いつつなかなか手を出せていなかった初代を大きくなってからしっかり読みました。そして少し前に久々にキン肉マンを読み直しました。

やはり、大人になってから読んでみると、子どものころには気にもしなかったことが疑問として浮かんできました。

 

 

 

超人たちは普段どうやって生活しているのか?

 

 

 

キン肉マンで描かれている戦いも、数年の間に起こったいくつかの戦いであり、戦いの日々は時間にすればほんの一部です。超人たちもその戦いのたびにその場に集っています。

つまり、戦いのないときは、各々がそれぞれの生活を送っているということですね。

当然生活のためにはお金も必要でしょう。家族のいる超人もたくさんいます。

超人たちはどうやって生活していたのでしょうか?

 

 

とりあえず、物語の中心にいる正義超人、なかでも主役のキン肉マンテリーマンロビンマスクらアイドル超人を考えてみましょう。

 

キン肉マンテリーマンは、作品初期では地球の平和を脅かす怪獣たちと戦う、正義のヒーローでした。

キン肉マンが政府機関から出動要請を受けているシーンもあり、正義のヒーローたちは何らかの形で政府に所属、もしくは出動要請のたびに報酬を受けていたと考えられます。

そう考えると、そこが収入源となっていたのでしょう。

(ただ、この頃のキン肉マンはダメ超人と言われていたので、稼ぎは少なかったでしょうし、テリーマン初登場時にはクライアントから直接依頼金の話も出ていたので、そういった個別フリーランス的な方式だったのかもしれません。いずれにせよ、キン肉マンはお金なんて関係なく、心から人々を助けたいという感じではありました。)

 

 

彼らを一躍人気者にしたのはおそらく、超人オリンピックでしょう。

キン肉マンが優勝、ロビンマスクが準優勝、テリーマンが3位でラーメンマンが4位。

 

この時点での彼らはいわば、超人レスリング界のトップアスリートといえるでしょう。

その後、キン肉マンアメリカ遠征を経て、キン肉マンから剥奪されたチャンピオンの

称号を巡って再度超人オリンピックが開催されます。

キン肉マンが2連覇、ウォーズマンが準優勝、その他ブロッケンJrやウルフマンなど

前回のオリンピックで活躍した超人がさらに人気を増すとともに、加えて新たな人気超人も現れます。

 

 

この超人オリンピックの連続開催によって、トップアスリートとして人気を博した超人たちには、きっと多くのスポンサーがついたことでしょう。

マンガ上では描かれていませんが、超人たちの衣装にはスポンサーロゴがあふれていたのではないでしょうか。

レーニング器具やスポーツウェア、健康食品などの宣伝には持ってこいですね。

 

 

その後、彼らはアイドル超人軍を結成し、悪魔超人や完璧超人との戦いに挑み、人々の平和を守ります。

トップアスリートとして人気を集めていた彼らが人々のために悪と死闘を繰り広げるという、超絶クリーンなイメージまで手に入れました。

いよいよ、スポーツという枠を超えた、まさにアイドル的存在となり、広告塔として活動の幅は大きく広がったと思います。

仮面の貴公子と称されたロビンマスクなんかは特に人気があったでしょう。現代のアスリート界でいえば、テニスのロジャー・フェデラー的な感じでしょうか。

 

 

こう考えると、やはりアイドル超人軍はその活躍に見合った莫大な収入を得ていたことでしょう。

が、逆にいえば、それ以外の無名の正義超人は、正義超人としての無報酬の慈善活動が多く、なかなか厳しいお財布事情だったのではないでしょうか。

 

 

とりあえず、そう考えるとキン肉星の王子であり超人として大成功したにもかかわらず、キン肉ハウスに住み続け質素な生活を続けたキン肉マン、テキサスの牧場で生活し続けたテリーマンなどは、正義超人としてお手本のような人たちですね。

7人の悪魔超人との戦いで人気を集めたアイドル超人軍に、黄金のマスク編で突然現れしれっと仲間入りしたジェロニモは、かなりの戦略家かもしれません。