最近ひととき融資っていうのが問題らしい
先日新聞で見ましたが、いま「ひととき融資」というのが問題になっているようです。
その名のとおり融資をするのですが、貸し主と肉体関係を持つことを条件とすることが特徴です。行為を拒否すれば利息を増やすなどの不利益な条件を課すといったように、お金に困った女性の弱みにつけ込んだやり口が問題となっているようです。
また、資格を持たず貸金業を行っているとみなされる場合も多く、貸金業法違反となる場合も多いようです。
この「ひととき融資」という名前ですが、一時だけ関係を結ぶことから「ひととき」、
また、「体」の関係を結ぶことから「人(ひと)」と「木(き)」(厳密に言えば人と本ですが)ということでそう呼ばれているそうです。
犯罪の名前に、そんなこだわった名前いるか???
たしかに、詐欺・犯罪等が複雑化する今日、社会でそれが広く認知され、正しい理解を持つこと、それによって、人々が実際にそれに出会ったときに正しく対処できることがとても大切です。
そのためにも、複雑な詐欺・犯罪をできる限りわかりやすく、誰もが理解できるように説明する必要があります。現代では一般的に認知されるようになった「オレオレ詐欺」「振り込め詐欺」なんかはその最たる例ですね。
でも、「ひととき融資」って、その説明受けてもあんますんなり結びつかない気がします。
だいたい融資って、期間の長短はあれど、基本一時的なものですし、「人」と「木」なんてユーモア感があってなんか不謹慎な感じさえあります。
この名前については、取り締まる側がつけたものではなく、実際にそういった融資をしている人たちの間でスラング的に使われるなかで定着したものだとは思いますが、なんかやすらぎを感じさせるような雰囲気もあり、世間に対しての啓発の意味も込めて、そのままの名前ではなく、別の名前を考えるべきではないでしょうか。