マコトの徒然日記

日々思うことを綴ります。よく頭おかしいと言われます。

【遊戯王】エジプト神話から学ぶ遊戯王の読み方

私はもともと、遊戯王が大好きでした。

マンガもカードゲームも今なお大好きです。

 

最近、遊戯王からのつながりでエジプト神話に興味を持ったので自分なりにいろいろと調べてみました。

 

オシリスなどの神様が遊戯王のモンスターのモチーフになっていることは知っていましたが、それ以上に古代エジプトにおける生死観を学ぶと、遊戯王のお話の理解がより深まりました。

 

そもそも、遊戯王=カードゲームマンガというイメージを持たれがちですが、遊戯王古代エジプトのファラオの記憶を取り戻すための戦いを描いています。

お間違いなきよう。

 

 

 

古代エジプトにおいては、人間は、肉体・名前・影・魂(バー)・精霊(カー)の5つの要素から成ると考えられていました。

バーとかカーは、王の記憶編で出てきていましたが、実際に信じられていた概念だったんですね。

 

王の記憶編において、ゾーク・ネクロファデスとの最終決戦の決め手となったのは「ファラオの名前」でした。そう「アテム」!!

 

正直、読んでいた当時は、なんで名前がわかったら勝てるんや!?!?って思ってました。

 

でも、これで謎が解けましたね。

 

 

 

 

アテムが自分の名前を探し求めているとき(=記憶の世界にいるとき)、アテムは遊戯の肉体ではない自分の肉体を持ち、それ故に自分のを持ち(遊戯=表裏一体の影となる存在とも考えられますが)、精霊としては神やマハードを従え、長年千年パズルに宿していた自らのもありました。

 

 

 

そう、アテムが一人の人間として成り立つために、唯一「名前」だけが足りなかったのです!!

 

そこに仲間たちが見つけ出してきてくれた名前「アテム」を手に入れたことで、ついに一人の人間となり、自らのファラオとしての力を発揮することができたのです。

 さらに付け加えれば、古代エジプトにおいて、ファラオは「ホルスの化身」とも見なされており、いわば神と同等の存在とされていました。

 

名前を手に入れて、ついに完全なファラオ=神の化身となることができたのですから、そりゃ強いですよね。

 

 

 

 

さらに、古代エジプトでは死後の再生(復活)も信じられていました。

 

死者のバー(魂)は冥界へ旅立ちます。

そして、楽園アアルでカー(精霊)と結びつき、アクという存在となって第二の誕生(再生)ができるそうです。

 

遊戯王でも、マハードはバクラとの戦いで命を落とし、自らのカーと融合してアテムを助けました。

まさにバー(魂)とカー(精霊)が結びついてアクとなったといえるでしょう。

なので、マハードは楽園アアルで再生することができたというわけですね。

 

 

 

 

何気なく読んでいましたが、遊戯王ってかなりしっかりエジプト神話にもとづいたものになっているんですね。

ますますカードゲームのマンガと言われるのは許せませんね。