【テニスの王子様】真田弦一郎という男についてどうしても言いたい
真田弦一郎。
王者立海大附属中テニス部副部長であるとともに、中学テニス界に君臨する皇帝。
関東大会決勝では、シングルス1で最後の砦として出場し、越前リョーマと対戦。必殺技の風林火山でリョーマを苦しめるも、COOLドライブを完成させたリョーマに敗北しました。
さらに全国大会決勝では、初戦のシングルス3で手塚と対戦。
風林火山の真の姿である風林火陰山雷を披露。手塚が土壇場で完成させた手塚ファントムに苦戦するも、執念で勝利しました。
(実はあの手塚に勝ってますからね!!)
『テニスの王子様』における真田弦一郎は、幸村不在の立海を部長代理として背負い、王者としての威厳、プライドを守ることを第一に戦っていました。
青学に敗北した後は心を入れ替え、王者としての自信は保ちつつも、王座奪還を目指す挑戦者として、青学にリベンジを挑みました。
当初は、ふんぞり返った自信満々の絶対王者で、いかにも主人公勝利によるカタルシスのためのボス・やられ役、といった感じでした。
しかし、関東大会での敗北後は、あらためて王者立海のプライドのため奮戦し、最終的には真っ向勝負で手塚を破り、中学テニス界のトップに存在する、青学の最強のライバルの1人というような存在となっていました。最後に威厳を取り戻したのです。
『新テニスの王子様』ではどうかというと、まず中学生の同士討ち対決では幸村とペアを組んでしまったために、「雷」すら簡単に返球され(黒色のオーラの片鱗は見せましたが)敗北し、負け組として崖の上コートへ連行されました。
負け組のなかではリーダー的存在となり、革命軍を名乗って他の負け組中学生とともに高校生レギュラーNO.20〜11を撃破しました。(ちなみに真田はトップ10担当だったため戦ってないですが)
この辺りからキャラ付けがちょっと変な感じになります。
ジーニアス10との試合前日には、種子島におちょくられます。なんか、今までは王者としての威厳というか、そういう感じのものを漂わせていたのですが、この辺りではそれがただ冗談の通じない堅物のような雰囲気になります。
試合本番では、阿久津とペアを組んで種子島・大曲と対戦。相手に翻弄されてまわりが見えなくなり、しまいには阿久津がボールを打とうとしているのにも気づかず、焦ってボールを打ちにいって阿久津にスイングを当ててしまう始末。
一応、物語上では真田に欠けていたがむしゃらさを手に入れる、さらには黒龍二重の斬会得のヒントを得るという意義のある試合ではあったものの、皇帝のメンツ丸つぶれでした。
その後、ワールドカップが開幕すると、グループ予選では、オーストラリア戦で幸村とペアを組み、高校生ペアと対戦。驚異的なメンタルの強さでなんとか競り勝ちました。
そして最新ジャンプSQでは、フランス戦にて、2勝1敗で迎えたS2に出場。
久々のシングルス、念願のシングルスということで気合い入りまくり、あえて相手の土俵で真っ向勝負を挑み、黒龍二重の斬、風林火山を進化させた炎森嵐峰を駆使し見事圧倒。皇帝真田の完全復活でした。
中学生トップのうちの1人ということで、何かと活躍も多い真田ですが、
無我の境地に到達していること忘れられてませんか!?
無我の境地については、リョーマ戦の最後の最後に1回発動したのみ。
ワールドカップでも無我の境地(奥の3つの扉を開けたものに限ってではあるものの)が通用している描写も多く、いくらそれに匹敵する技を持っているといっても、あまり使わない理由はない気がします。
まあとりあえず、フランス戦の大活躍はとてもカッコよかったので別にいいですけどね。
ちなみに幸村は1回も使ってないですね。
あと、崖の上コートから帰ってきたときに真田がつけていた眼帯、ワールドカップが始まったら何事もなかったかのように外してました。
あれ伏線じゃなかったんかい!!!
活躍が多いだけに、いろいろとツッコみどころが多いキャラですね。